育児ストレッサーの構造
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概要
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本研究では,4カ月児と1歳6カ月児の養育者の育児ストレス調査をおこない,育児ストレッサー尺度の項目選択を行うとともに,4カ月児の養育者と1歳6カ月児の養育者の育児ストレッサーの構造について,主成分分析を用いて検討した。その結果,育児ストレッサー尺度は,4カ月児では8項目,1歳6カ月児では10項目が選択された。さらに,育児ストレッサー尺度得点と育児ストレッサー主成分得点の相関係数を求めたところ,4カ月児でr=.998,1歳6カ月児でr=.987と非常に高い正の相関が得られた。これらの結果は,育児ストレッサー尺度得点をもって第1主成分の代用としてもよいことを示している。しかしながら,4カ月児と1歳6カ月児の行動や態度を幅広く的確にとらえていた育児ストレッサー尺度の項目は,「睡眠」と「泣くこと」に関連した項目だけが残るという問題が生じた。
- 久留米大学の論文
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