育児不安の構造
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概要
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本研究では,乳幼児健康診査時に4カ月児と1歳6カ月児の養育者の育児不安調査をおこない,育児不安尺度の項目選択を行うとともに,4カ月児の養育者と1歳6カ月児の養育者の育児不安の構造について,多母集団同時分析を用いて検討した。その結果,育児不安尺度は,「中核的育児不安」,「育児感情」,「育児時間」の3因子で構成され,各因子が表している概念が,4カ月児と1歳6カ月児の養育者で同一であることが示された。さらに,4カ月児と1歳6カ月児の養育者の育児不安は,中核的育児不安と育児感情および育児感情と育児時間の共分散が等しく,育児感情の分散が等しいというモデルの適合が良いことが分かった。
- 久留米大学の論文
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