仙台市内住宅地における36年間の歯科医療の環境変化 : 一歯科診療所の実態から
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概要
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最近,歯科医療をとりまく医療環境が急速に変化しつつある.今回,日本総合研究所の示した「歯科医業経過の将来予測,歯科需要構造分析」は,豊富な資料を駆使して,統計的に歯科医療経営の基本的構造を検討した結果を示している.また「2002年版,歯科衛生の動向」が発刊され,歯科保健・歯科医療の実態が簡明にまとめられた.両者とも今後の歯科医療の推進に,極めて示唆に富むものである.しかしながら,歯科医療は地域の環境によって地域差が著しく,それに加えて歯科医業は歯科医師の個人差も無視できない.したがって,広く歯科医療の実態をふまえた資料と,各自の施設の歯科医業の実態から将来像を見据える必要があろうと考える.調査方法は著者が歯科診療施設を開設した1968年6月から2003年12月末までの36(35.7)年間の歯科診療録および診療報酬明細書の集計である.その他の統計資料は仙台市統計書,旧泉市統計書(仙台市情報企画課)の資料を用いた.その結果,歯科医療の環境変化,歯科医師数,新患者数,延患者数,診療報酬等の推移等について極めて興味ある結果を得たので報告する.
- 日本歯科医史学会の論文
- 2004-05-10
著者
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