感圧塗料計測法 Self-Illumination 補正プログラムの開発
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概要
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本報告は、JAXA 風洞試験に供せられる、感圧塗料試験データのself-illumination 効果を補正するプログラムの開発に関する詳細な記述である。発光性塗料の反射光の影響は、拡散反射を仮定すれば輻射解析およびコンピュータグラフィックスの分野において開発された手法によって妥当に補正可能であることが過去に示されている。陰面消去処理を含めたフォームファクタ計算手法の具体的な適用手順が、補正精度向上および記憶容量最小化のために必要な特別な取り扱いに重点を置いて述べられる。本手法はまず鋸歯形状模型に関する較正試験に適用され、測定誤差の一因となり得る反射光の影響を十分妥当に除去できることが示される。次に本プログラムをJAXA 6.5m×5.5m 低速風洞において実施された、高揚力装置標準模型試験データに適用し、補正結果の検討に加えて、実用風洞における本補正手法適用に関する問題点が議論される。
著者
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口石 茂
宇宙航空研究開発機構総合技術研究本部事業推進部
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満尾 和徳
宇宙航空研究開発機構 研究開発本部
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栗田 充
宇宙航空研究開発機構 研究開発本部
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藤井 啓介
宇宙航空研究開発機構
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藤井 啓介
宇宙航空研究開発機構総合技術研究本部 風洞技術開発センター
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藤井 啓介
宇宙航空研究開発機構 研究開発本部 風洞技術開発センター
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満尾 和徳
宇宙航空研究開発機構
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口石 茂
宇宙航空研究開発機構
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