家兎生體腸管運動及血壓ニ對スル内分泌ノ影響
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概要
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家兎ニ於テ血壓及腸運動ヲ仝時ニ描畫セシメツツ靜脈内ニほるもん劑ヲ注入シテ諸種ほるもんノ腸管運動及血壓ニ及ボス相互關係並ニ内分泌腺摘出時ノ影響ニ就キテ檢索セリ.實驗成續次ノ如シ.1)生體家兎腸管ニ對シあどれなりん,いんしゆりん,ぴつぐらんどーるヲ作用スル際其何レカ2ツヲ仝時ニ注入スル際ニハ互ヒニ其作用抑制セラルル如キモ一定ノ時間的經過ヲ措キテ注入スル時ハ注射時間注入量ノ影響アリテ明瞭ナル關係ヲ見出ス事能ハズ.血壓ニ就キテハ何レカ二ツヲ相前後シテ注射スル時ニハ各單獨ニ用ヒシ場合ト仝樣ニシテ決シテ他ニヨリテ作用ノ蔽ハルル事ナシ.又仝時ニ注入スル際ニハいんしゆりんトぴつぐらんどーる或ハあどれなりんトハ何レモぴつぐらんどーる及あどれなりん單獨ノ如キ血壓變化ヲ示シあどれなりん,ぴつぐらんどーる仝時注入時ハあどれなりん單獨注射ト仝樣ナル曲線ヲ示ス.2)甲状腺摘出家兎腸管運動ハ正常腸管ニ比シ微弱トナルモ兩側副腎摘出ハ内臟神經切斷時ノ如ク著明ナル腸充血及運動亢進ヲ來サズシテ運動不規則トナレルヲ認ムルノミナリ.然レドモあどれなりん,いんしゆりん,ぴつぐらんどーる注射ニヨル腸運動變化ニ關シテハ兩者共ニ殆ンド正常腸管ト異ナルトコロナシ,即あどれなりんハ一時腸運動抑制セラルルモ次デ振幅増大緊張上昇ヲ示シ,いんしゆりんハ注射後運動一時停止スルモ次第ニ舊ニ復シぴつぐらんどーるハ一過性抑制ニ次デ著明ナル緊張上昇振幅増大ヲ招ク.上記ほるもん注射ノ血壓變化モ何レモ正常家兎ト差違ヲ認ムル事能ハズ即あどれなりんハ一過性上昇ニ次デ血壓下降ヲ示シ,いんしゆりんハ血壓ニ著變ヲ來サズシテぴつぐらんどーるハ血壓上昇暫時持續ス.
- 京都府立医科大学の論文
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