ぐるたちよんニ關スル研究 : 第二編 生長期ヲ異ニセル動物ノ組織臟器ニオケルぐるだちよんニ就テ
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概要
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第一編ニ述ベタルガ如ク生體各種臟器ノ生活機轉トぐるたちよんトハ離ル可カラザル關係ニ於テ立ツ、換言スレバ生活機轉ノ強弱ハぐるたちよん量ニヨリ測定シエラルガ故ニ従来各種組織ノぐるたちよんニ關スル業績少カラズ。果シテ然リトスレバ各種組織臟器ノぐるたちよん量ノ比較ニ於テ供試動物ノ「齢」ヲ顧慮セザル業績ハ其價値甚シク減スベキ也。事實ニ於テ嘗テ余等ハ動物諸臟器ノぐるたちよんヲ檢シ生理的動搖ノ大ナルヲ記載セリ。コレ供試動物ノ「齢」ヲ顧慮セザルニ因ス。而シテ未ダコノ種ノ業績ニ接セザル也。著者ハ一九二七年以来恩師飯塚教授指導ノ下ニ實驗ヲ企圖シTunmicliffeノ方法ニヨリ海〓ニツイテ檢索シ次ノ結果ヲ得タリ。一.海〓各種組織臟器ぐるたちよん分状態ヲ見ルニ肝臟ニ於テ尤モ多ク脾臟.副賢コレニ次ギ腎.膵.睾丸.肺臟.心臟ノ順序ヲ取リ.筋肉ニ於テ著シクソノ量少ク.血液ニ於テ最モ少ナシ。二.「齡」ヨリ之ヲ見ル時ハ睾丸ヲ除キ他ノ諸臟器及ビ筋肉ニ於テハ生後二ヶ月ニシテ最モ多ク睾丸ニ於テハ生後六ヶ月-十ケ月ニシテ最モ多量也。三.上記ノ事實ヨリ海〓ニ於テハ生後二ヶ月ニシテ各種臟器ノ新陳代謝最モ旺盛トナリ其後ニ於テハ漸次下降スルガ如シ.然レドモ睾丸ニアリテハ生後六ヶ月以後ニシテ其機能尤モ盛ナリ。
- 京都府立医科大学の論文
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