TMRへの酵素剤添加がin vitro消失率およびそれを採食した泌乳初期牛の摂取量,第一胃内性状,泌乳成績に及ぼす影響

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概要

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TMRへの酵素剤の添加がin vitro乾物消失率(IVDMD)ならびにそれを採食した泌乳牛の乾物摂取量,第一胃内性状,泌乳成績に及ぼす影響を検討した。(1)in vitro消化試験(対照区,酵素剤A区,同D区,同N区)の結果,酵素剤添加はTMRのIVDMDを高めた。特に,酵素剤A区は対照区より培養後3時間で高く(P<0.05),6および48時間でも高い傾向が見られた。(2)酵素剤Aを用い泌乳牛での給与試験を行った。TMR摂取量は酵素剤A区で向上し,第一胃内プロピオン酸割合では対照区より高い値を示した。乳量も向上し,分娩後2,3週次では酵素剤A区が対照区よりも高い傾向を示した。また,乳成分の向上も認められた。TMRへの酵素剤添加は,摂取量,泌乳成績を向上させることが明らかとなった。
2009-01-15

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