東海層群の火山灰層とその対比
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The Tokai Group, one of the representative Pliocene-Pleistocene sequence in the Second Setouchi Sedimentary Basin, is widely distributed around Ise Bay and composed of lacustrine and fluvial deposits such as gravels, sands and muds with many intercalations of volcanic ash layers. The volcanic ash layers of the Tokai Group in Chita, Kameyama, Yokkaichi and Inabe areas are petrographically investigated, and the following results are obtained. 1) Petrographic characteristics of each ash layer are summarized in Table 1. 2) On the basis of the tephrostratigraphic, lithologic and petrographic data of the volcanic ash layers, the Tokai, Kobiwako and Osaka Groups are correlated with each other as shown in Fig. 4. The Otani vocanic ash layer of the Tokoname Formation in Chita area is correlated with the Akogi volcanic ash layer of the Kusuhara Formation in Kameyama area. The Iwamori volcanic ash layer of the Kameyama Formation is correlated with the Ichinohara volcanic ash layer of the Kono Formation in Inabe area and also the Masugi volcanic ash layer of the Kobiwako Group around Lake Biwa. The Chomyoji E volcanic ash layer of the Kameyama Formation may be correlated with the Minamidani-1 volcanic ash layer of the Ichinohara Formation in Inabe area, the Sagami I volcanic ash layer of the Kobiwako Group and the Habutaki I volcanic ash layer of the Osaka Group around Osaka Bay. The Nagasawaand Koyashiro volcanic ash layers of the Sakuramura Formation in Kameyama area can be correlated with the Komazuki and Mushono volcanic ash layers of the Kobiwako Group respectively. The Kawashima n volcanic ash layer of the Hachioji Formation in Yokkaichi area is correlated with the Bando-1 volcanic ash layer of the Ichinohara Formation in Inabe. The Karegawa volcanic ash layer of the Oizumi Formation in Inabe area, which is the most useful marker bed in the Tokai Group, is correlated with the Gokenjaya volcanic ash layer of the Kobiwako Group and the Fukuda volcanic ash layer of the Osaka Group. The Tara volcanic ash layer of the Oizumi Formation is correlated with the Pink volcanic ash layer of the Osaka Group.
- 地学団体研究会の論文
- 1991-11-25
著者
関連論文
- 大阪城内堀堆積物の花粉分析から見た江戸時代末期以降における植生変遷と花粉飛散状態
- 琵琶湖高島沖堆積物の花粉分析からみるMIS6, 5, 4, 3における植生変遷
- O-263 長崎湾飽の浦沖ボーリングコアの岩相層序(30.第四紀地質,口頭発表,一般講演)
- 愛媛県大洲・内子盆地に分布する下部-中部更新統の層序と編年
- 琵琶湖周辺に分布する黒色土中の黒色植物片について : 黒色土中の微粒炭研究の新たな取り組み
- Ma9層に対比される神戸市学園都市周辺の高塚山粘土層(29.第四紀地質)
- 大阪湾新島ボーリングコアの微粒炭分析による完新世の植物燃焼の歴史(29.第四紀地質)
- P-289 球状炭化粒子を用いた堆積物の年代推定法 : 大阪市内の堀・溜池堆積物を例にして(32. 第四紀地質)
- P-287 岐阜県揖斐郡谷汲村深坂湿原における花粉および微粒炭分析による後期更新世から完新世の古環境変遷(32. 第四紀地質)
- 大阪城堀堆積物の球状炭化粒子と微粒炭からみた化石燃料燃焼史および火災史
- 新潟・長野県に広域に分布する後期更新世の炭(すみ)層準の発見
- 新潟・長野県に広域に分布する後期更新世の炭層準の発見
- 長崎県西山水源池堆積物に記録された原爆の「黒い雨」
- 琵琶湖湖底堆積物の微粒炭分析による過去約13万年間の植物燃焼史
- 夢洲沖コアの花粉分析に基づく大阪湾集水域における完新世の植生変遷
- P-224 大阪湾夢洲沖ボーリングの花粉分析に基づく過去5000年間の植生変遷(27.第四紀地質,口頭およびポスター発表,一般講演)
- P-15 地質学的アプローチによる越境大気汚染の歴史トレンド解析 : 離島湖沼堆積物中の化石燃料燃焼粒子を用いて(ポスター発表(アカデミックプロムナード))
- 大阪湾における過去約120年間の珪藻遺骸群集組成変化と人為環境改変・汚染による影響
- 大阪湾における過去150年間の環境変化 : 微化石群集から読み解く富栄養化の歴史
- P-225 広島湾表層コアから明らかになった過去100年間の底生有孔虫群集の時空変化(27.第四紀地質,口頭およびポスター発表,一般講演)
- P-218 余呉湖における約4500年間の珪藻群集組成変化と人間活動(27.第四紀地質,口頭およびポスター発表,一般講演)
- P-120 大阪湾堆積物に記録された人為的富栄養化による底生生態系の変化 : 有孔虫・貝形虫からの証拠(16.新生代古生物,口頭およびポスター発表,一般講演)
- 人間活動に伴う大阪湾過去約150年間の珪藻遺骸群集変化(29.第四紀地質)
- 隠岐男池堆積物に記録された重金属汚染の歴史トレンドの解析(海と空と島の環境分析)
- 大阪城堀堆積物からみた過去約100年間の重金属汚染の歴史
- O-180 火山ガラスの化学組成によるアダカイト質テフラ層の同定と噴火時期(22.噴火と火山発達史,口頭発表,一般講演)
- 1995年兵庫県南部地震による西宮・大阪地域の震害と地盤構造
- 大山火山灰層の帯磁率特性とテフラ層序へのその応用
- 過去40万年間における琵琶湖の Stephanodiscus 属の種遷移と殻の形態変化
- 琵琶湖湖底コア, 年間珪藻殻堆積量から見た過去14万年間の日本の夏季降水量変動と東アジアモンスーン
- 隠岐諸島溜池堆積物を用いたフライアッシュ粒子長距離輸送の過去100年間の記録
- 球状炭化粒子と球状灰粒子を用いた大阪湾堆積物における過去150年間の化石燃料燃焼の記録(29.第四紀地質)
- P-199 播磨灘における現生貝形虫群集の分布と時系列変化(30.第四紀地質,ポスター発表,一般講演)
- O-64 難波累層(完新統)の貝形虫化石群集に基づく古環境解析
- P-232 大阪湾における現生底生有孔虫群集の分布と底質環境(26.第四紀地質,ポスター発表,一般講演)
- 鳥羽市相差の湿地堆積物中に見いだされた東海地震津波の痕跡とその古地磁気年代
- 琵琶湖湖底堆積物, 過去145,000年間の粗粒石英の堆積量変化
- 70. 帯磁率によるボーリング試料の対比
- 近畿地方の第四紀層の層序区分
- 近畿地方中部に分布する後期更新世〜完新世の火山灰層について
- 近畿地方中部に分布する後期更新世〜完新世の火山灰層 : 第四紀
- 大阪層群の朝代テフラ層と新潟地域のTzwテフラ層の対比
- O-62 大阪市城東区蒲生ボーリングで採取された沖積層の形成年代と堆積速度(7.沖積層研究の新展開,口頭発表,一般講演)
- P-177 SCPsの表面形態と化学組成の関係(27.環境地質,ポスター発表,一般講演)
- P18. 大阪平野沖積層形成環境変化と沖積粘土の鋭敏性(一般調査,地質構造,ポスターセッション)
- O-300 古淀川流路における過去約1万年間の水域環境変遷(26.第四紀地質,口頭発表,一般講演)
- O-299 大阪平野 沖積層の堆積環境変化と沖積粘土の鋭敏性(26.第四紀地質,口頭発表,一般講演)
- O-256 大阪湾堆積物中の球状粒子の化学分析による人為燃焼の約150年間の歴史的変化(23.環境地質,口頭発表,一般講演)
- S-38 近畿地方の第四紀テフラ層序に基づく大規模爆発的噴火の頻度((4)大規模カルデラ火山-構造・噴火-堆積プロセス・長期予測,口頭発表,シンポジウム)
- A10 近畿地方の第四紀テフラ層序に基づく大規模爆発的噴火の層位と噴出体積(火山の地質・形成史(2),日本火山学会2006年秋季大会)
- O-247 大阪湾夢洲沖ボーリングコアの岩相層序と編年(27.第四紀地質,口頭およびポスター発表,一般講演)
- 神戸市東灘1,700mボーリングコアの火山灰層序
- 大阪平野地下第四系の音響的層相の特徴と地震探査層序区分
- 大阪平野第四系の海成粘土層基底深度分布の統計的検討
- 堆積速度の差異からみた大阪堆積盆地における後期更新世の基盤ブロックの運動(最も新しい時代における変動と地震)
- 本州中央部に分布する鮮新-下部更新統の火山灰層序(指標テフラと鮮新-下部更新統)
- O-18 大阪湾海底堆積物の音波探査記録と夢洲沖ボーリング資料との対応(3.沖積層研究の新展開,口頭およびポスター発表,一般講演)
- 岐阜県萩原町の南部の飛騨川沿岸で観察された鬼界アカホヤ火山灰
- 近畿地方および八ヶ岳山麓における過去43万年間の広域テフラの層序と編年 : EDS分析による火山ガラス片の主要成分化学組成
- 琵琶湖湖底堆積物の年間珪藻殻堆積量記録からみた過去14万年間の降水量変動
- 琵琶湖湖底堆積物, 過去40万年間の珪藻化石記録
- 帯磁率による「肉眼では識別することのできない火山灰」の検出
- 深層ボーリングコアからみた神戸地域第四系の岩相変化と堆積速度
- 大阪平野中央部, 上町断層の変位速度と基盤ブロックの運動
- 大阪平野第四系層序と深海底の酸素同位体比層序との対比
- 大阪市津守・大手前・浜ボーリングコアの岩相・火山灰層序
- 大阪狭山市狭山池堆積物における液状化跡
- 54. 琵琶湖底の堆積物
- 岸和田市津田川流域のいわゆる"芝の不整合"について : 大阪層群の古地磁気層序とフィッション・トラック年代
- 510 広域火山灰(K-Tz)をはさむ段丘構成層の堆積相 : 大阪府河内長野の中位段丘(第四紀)
- P-223 大阪湾奥部における完新世貝形虫群集の変遷と堆積環境(27.第四紀地質,口頭およびポスター発表,一般講演)
- 大阪層群の福田火山灰層と魚沼層群の辻又川火山灰層の対比
- 神戸沖海底コアから推定した完新世の大阪湾の海況変動
- 岐阜県谷汲湿原における最終氷期43〜12kaの風成塵の堆積
- 秋田県男鹿半島の北浦層に挟在するKm3テフラ層と大峰-SK110テフラとの対比
- 鉛同位体比からみた大阪湾における鉛負荷の歴史的変遷(29.第四紀地質)
- 放射化分析による大阪層群・古琵琶湖層群の火山灰層の同定
- 三重県鈴鹿川流域の段丘構成層の層序・編年 -火山灰稀産地域での段丘編年の試み-
- 7 第三紀・第四紀境界付近の福田火山灰層とその相当層の岩相側方変化
- 溜池堆積物に記録された過去200年間の水域環境変遷史 : 大阪府高槻市小寺池の例
- 大阪府泉南市双子池堆積物の珪藻群集 (「ため池地質学--ごく最近の自然環境変遷史の解明」シンポジウム特集号)
- 大阪平野沖積層の自然由来の重金属等の溶出挙動 : ―ボーリングコア試料を用いた検討―
- O-262 ため池堆積物の多環芳香族炭化水素濃度からみた大阪市における人為汚染の歴史(32. 第四紀地質)
- 古琵琶湖層群高島累層白土谷部層の地質年代
- 火山ガラスの主要成分含有量と屈折率との関係
- 神戸市中央区港島ポートアイランド,ボーリングコアの中・上部更新統火山灰層序
- 68. 神戸市中央区港島ポートアイランド, ボーリングコアの中・上部更新統火山灰層序
- 岐阜県谷汲村深坂湿原の最終氷期以降の珪藻群集変化と古環境変遷
- 大阪平野地下の中・上部更新統火山灰層序
- 118. 湿地堆積物と火山灰の帯磁率(その2)
- 117. 湿地堆積物と火山灰の帯磁率(その1)
- P-58 大阪湾の完新世貝形虫の変遷と地史的イベント : Bicornucythere bisanensisの古生物地理に関連して
- 琵琶湖西岸,古琵琶湖層群基底部コアの層序
- 泉南・泉北地域の大阪層群と大阪層群の標準層序
- 古琵琶湖層群の層序について
- Land Bridge fomation and proboscidean immigration into the Japanese Islands during the Quaternary
- 第四紀層序学
- ため池堆積物から過去の自然環境の解読一過去約100年間の環境汚染史-
- ため池地質学--過去約100年間の人為的環境汚染史の解明 (総特集 堆積物に地球環境変動を探る--地球環境と地質学)
- The Middle Pleistocene to Holocene tephrostratigraphy of the Takashima-oki core from Lake Biwa, central Japan