「未来につながる学力」の追求 : 群馬県島小学校における「授業の創造」
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概要
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群馬県島小学校では、斎藤喜博校長のもとで1952年から11年間にわたって、教師集団による「授業の創造」が進められた。「授業」によって子どもの可能性を伸ばし、「未来につながる学力」が形成された事実は、政治や経済、社会変動に流されない学校教育の独自性と教職の専門性を示すものとして、教育史上に残る。教師が眼前の子どもの問題を発見し、「そのときどきに」方法を創造する点に、島小学校の授業研究の特徴がある。教材を「人類の文化遺産」として追求し、個別の学習を学級集団での学習に組織する「授業」が、「広い意味での」基礎学力を養った。
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