第4章受講生サービス(放送利用の大学公開講座ハンドブック:次世代への継承)

概要

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放送利用の大学公開講座の受け手は、その地域で数万から数十万人の視聴者、聴取者であり、そのうち積極的に参加する学習集団として数百から数千人の受講生がある。放送利用の大学公開講座にはこれらの受け手を常に意識した対応が求められる。とくにここでは受講生を意識した対応、すなわち受講生サービスについて述べる。受講生サービスは受け手としての受講生が「こうあってほしい」という意向に応える送り手の対応である。講座は受講生を中心に展開されるので、講座に関わるすべてが受講生サービスの対象となる。とくに、放送講座は電波を介する一方向性の間接授業であるので、受講生サービスの中心は双方向性をもつ方法と場所、交流の場所の提供となる。ここでは、これらの要素を受講生の立場にたって「受講生中心」に順に述べ、別に扱われる学習行為の媒体である番組(放送教材)の制作、テキスト(印刷教材)の作成については受講生サービスの視点のみにする。
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