流体・熱伝導連成数値解析の精度向上について
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概要
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タービン翼等の高温部材に適用する高性能冷却構造体の開発には、熱負荷分布の詳細な予測が欠かせない。これを容易に行う解析手法としてUPACS を利用した流体・熱伝導連成解析手法の開発に取り組んでいる。流体と同時に流体と接する物体内部の熱伝導も解く手法であり、壁面の温度境界条件を陽に与える必要が無く、部材内部の温度場も解析できるため、高温部材の熱解析には非常に有用な手法である。本報では、連成解析の流体部分に使用する乱流モデルを高度化し、より広範な流れ場に対して適用できるよう開発を行った。インピンジメント冷却、2 次元タービン冷却翼列、フィルム冷却流れといった冷却流れにおける基本的ではあるが従来手法では解析が難しい流れ場において検証を行い、本手法の有効性を報告する。
- 宇宙航空研究開発機構の論文
著者
-
山根 敬
宇宙航空研究開発機構航空プログラムグループ
-
福山 佳孝
宇宙航空研究開発機構
-
山根 敬
宇宙航空研究開発機構
-
馬場 隆弘
宇宙航空研究開発機構航空プログラムグループ環境適応エンジンチーム高温化セクション
-
山根 敬
宇宙航空研究開発機構航空プログラムグループ環境適応エンジンチーム高温化セクション
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