知的障害のある者の親における定期的な運動習慣とメンタルヘルスの関連
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概要
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本研究の目的は、知的障害(精神遅滞)のある者の親を対象として、定期的な運動習慣とメンタルヘルスとの関係について検討を行うことであった。本研究には、知的障害のある者の親99名が参加した。定期的な運動習慣は、運動行動の変容段階尺度(Oka et al.,2000)によって測定され、メンタルヘルスとして、Stress Response Scale(SRS-18:鈴木ほか,1997)の一部分である抑うつ・不安得点が測定された。本研究は横断的研究デザインであった。全体または各性別において、定期的な運動習慣を独立変数、メンタルヘルスを従属変数とした、独立したサンプルのt検定を行った。t検定の結果、母親のメンタルヘルスは運動習慣によって有意に異なっていなかったが、全体または父親のメンタルヘルスは運動習慣によって有意に異なる傾向がみられた。結論として、本研究では、定期的な運動習慣とメンタルヘルスとの関連は、部分的に支持された。本研究は、知的障害のある者とその家族に対する支援のための有益な情報を提供している。
- 日本アダプテッド体育・スポーツ学会の論文
- 2006-05-30
著者
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