クリプトコッカスに対する好中球の貪食殺菌活性と莢膜多糖体による抑制
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概要
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Cryptococcus neoformans is an opportunistic fungal pathogen, which frequently causes fatal meningoencephalitis in patients with acquired immunodeficiency syndrome (AIDS). This fungal microorganism is an intracellular parasite, and the host defense is usually mediated by cellular immunity. By contrast, the role of polymorphonuclear leukocytes (PMN) is reported to play a limited role. At the end stage of AIDS, the host defense by cellular immunity is no longer expected, but the potential of PMN is not completely excluded. On this background, we examined the activity of human peripheral blood PMN to phagocyte and kill this fungal pathogen. PMN showed the potent phagocytosis and killing against acapsular strain of C. neoformans only when it was opsonized by serum. This activity was strongly enhanced by the addition of either interferon(IFN)-γ or granulocyte macrophage colony-stimulating factor (GM-CSF), but completely abrogated by the capsular polysaccharides of this fungal microorganism, including much of glucuronoxylomannan. The present study re-evaluated the capacity of PMN in the host defense to C. neoformans and provided an implication in the immune-based treatment of this infectious diseases.原著Original Paper
著者
-
賀来 満夫
東北大学大学院感染制御検査診断学分野
-
宮里 明子
東北大院・医・感染制御検査診断
-
川上 和義
東北大・医・保健・病原検査
-
川上 和義
東北大学医学部保健学科
-
賀来 満夫
東北大院・医・感染制御検査診断
-
肖 剛
東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座:(現)中国中山大学付属第三医院検験科
-
仲村 究
東北大院・医・感染制御検査診断
-
今野 広海
東北大学医療技術短期大学部衛生技術学科
-
小野塚 昇
東北大学医療技術短期大学部衛生技術学科
-
仲村 究
東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座
-
宮里 明子
東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座
-
賀来 満夫
東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座
-
川上 和義
東北大学医学部保健学科検査技術科学専攻基礎検査学講座
-
賀来 満夫
東北大学大学院
-
川上 和義
東北大学医学系研究科保健学専攻基礎検査医科学講座
-
今野 広海
東北大学医療技術短期大学部衛生技術学科:(現)東北大学医学部保健学科検査技術科学専攻
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