心的作業におけるPerformanceの変動と生理学的指標との対応(萩野源一先生退職記念)
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概要
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本研究は,視覚Vigilance課題におけるPerformanceの変動と生理学的指標との関係について検討した。被験者は,本学心理学専攻の学部生14名であった。結果,正反応数とSPLの間に負の相関が認められ,時間経過に伴いα波の増加が観察された。一方,心拍数,呼吸数の減少傾向が認められた。全体的には,Performanceの低下が覚醒水準の低下と平行関係にあると思われる資料が提供されたものの,詳細に検討するとPerformanceの変動様式と各指標の変動様式は必ずしも一義的に対応しているとはいいきれない側面がある。したがって,指標によって反映される要因が異なっているのではないかと思われる。さらに,個人差,生体リズムおよび指標の感受性の問題も指摘された。
- 駒澤大学の論文
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