方向指示刺激による注意喚起 : 顔線画のサイズの影響(テーマセッション1)
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概要
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本研究では、手掛かり刺激を中心視とするため、Friesenら(1980)が用いた顔線画と同サイズ及び、その半分のサイズの手掛かり刺激を用いて、注意喚起の過程を比較した。その結果、これまでの先行研究で示されているように、反応時間については、短いSOAで手掛かり一致効果がみられた。顔線画のサイズの影響はみられなかった。エラー数については、小顔の場合にのみ手掛かり方向に誤反応が生じるという結果が得られた。この結果は、顔と視線による方向指示刺激が中心視(非周辺視)であっても自動的に視覚的注意を喚起することを示していると言える。
- 2008-08-29
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