看護者の責任 : 医療リスクマネジメントにおいて看護職に期待される役割と課題(第16回日本生命倫理学会年次大会報告)
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概要
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"起こるべくして起こる事故からの脱却"を目指して、ここ数年の間に、各医療機関に安全管理体制が整備された。多くの病院では、看護師長が専任のリスクマネージャーとして、病院組織全体の安全管理におけるリーダーシップを担うことになった。これは、患者の安全を守る看護職の役割と責任の拡大を意味する。しかし、病院組織における看護師の地位は従属的で、アドボカシーに必要な権限を必ずしも保証されてきたわけではない。そのため、看護師は、日常的な看護実践の場面で、倫理的ジレンマや道徳的苦悩を抱え込んできた。したがって、看護師のリスクマネージャーがその役割を十分に果たすには、病院組織の権威の勾配をどう乗り越えるかが課題となる。そこで、筆者自身のリスクマネージャーの体験を元に、権威の勾配を是正する戦略的アプローチを提示し、医療リスクマネジメントにおける看護者の責任について考察する。
- 日本生命倫理学会の論文
- 2005-09-19
著者
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内田 宏美
鳥取大学医学部保健学科
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内田 宏美
京都大学医療技術短期大学部
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内田 宏美
島根大学医学部看護学科
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内田 宏美
鳥取大学医学部保健学科:(現)島根大学医学部看護学科
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内田 宏美
島根大学医学部基礎看護学講座
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