日本の85地点での気圧日変化の調和解析
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概要
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日本の85地点での気圧日変化の調和解析を行い, 1日周期成分(S_1),半日周期成分(S_2), 1/3日周期成分(S_3)の振幅,位相の値を決めた. S_1は内陸部の盆地で大きく, S_2より常に大きい地点があった.最大は甲府で各月とも1hPaより大きく最大1.6hPaに達した.日本付近ではS_2は緯度にほぼ比例して小さくなるが太平洋側と日本海側(東シナ海側を含む)では系統的に違っており,同じ緯度なら太平洋側の方が日本海側,東シナ海側より大きかった.内陸部でのS_2は太平洋側と同程度か大きいところがあった. S_3は年平均では0.04〜0.08hPa程度で大変小さい.これは岩井(2007)が示したように,夏期と冬期で位相が逆転するために振幅を相殺するからである. 12月, 1月の平均のS_3は太平洋側では35°N付近で極大となるが日本海側,東シナ海側ではS_2と同様に太平洋側に比べて系統的に小さかった.
- 2008-06-30
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