中部山岳地域の諸地点における気圧日変化
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概要
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松本を中心とした中部山岳地域の飯田, 諏訪, 高山, 長野における各月の気圧日変化の1日周期, 半日周期, 1/3日周期の振幅と位相を明らかにするために1992年から1999年の8年間のデータを基に, 調和解析を行った.各地の1日周期の振幅(S_1)と半日周期の振幅(S_2)を比べると, 12月, 1月の冬季では両者はほぼ同じであったが, その他の月ではS_1がS_2より大きく, S_1は4・5月に最も大きかった.各月のS_1と各月の平均的な気温の日較差(用語については後述)との間によい相関があった.ほぼ同経度にある太平洋側の御前崎と日本海側の高田ではS_1が特に大きいとは言えなかった.一方, S_2はどの地点でも冬季に大きく, 6月に極小となる年変化が見られた.1/3日周期の振幅(S_3)は地点によらず非常によく似た年変化を示していた.
- 社団法人日本気象学会の論文
- 2005-11-30
著者
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