一重複障害生徒の訪問教育における自立活動の指導経過 : 右手の動きを使った外界とのやりとり行動の検討
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概要
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訪問教育では、その指導内容として養護・訓練を主に指導しているケースが多い。1999年3月に「盲学校,聾学校及び養護学校教育要領・学習指導要領」が改定され、「養護・訓練」が「自立活動」へと名称変更された。本研究では、訪問教育対象の一重複障害生徒の自立活動の指導経過が検討された。「個別の指導計画」により、対象生徒の自立活動の指導の基本方針として、健康の保持をベースにして、身体の動き、諸感覚の活用、因果関係の理解を関連させながら指導を行ったことで、右手の動きや押しボタンスイッチを使って周りの人や物と主体的にやりとりする行動が増えていった。また、「個別の指導計画」の作成過程で課題関連図を作成したことは、指導の方針を立てるのに有効であった。
- 日本特殊教育学会の論文
- 2002-11-30
著者
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