精神遅滞児・ダウン症児のための原体験教育 : 自然物を用いた感覚訓練(実践研究特集号)
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概要
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精神遅滞児とダウン症児の感覚の訓練と感性を育てるために、人工物と違い多様な感覚器官を児童に同時に働かせる自然物を用いて感覚訓練を試みた。五感を働かせる原体験の場としては、理科の時間と、特設の生き物の時間をおいた。その結果、次のことが明らかになった。(1)自然物を使った感覚訓練は、脳を刺激し、言葉の認識を容易にし、認識の基礎作りを行い、学習レディネスの形成に効果的である。(2)自然物の中で動物は、感性と自然への興味や関心を育てるのに有効で、植物は感覚訓練に適している。(3)校庭内に自然遊び、原体験活動ができる場を作る必要がある。
- 日本特殊教育学会の論文
- 1994-03-31
著者
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