食品殺菌における細菌の損傷回復,ストレス抵抗性化とCross protectionの問題(セミナー「様々なストレスへの交差的耐性の獲得-Cross Protection研究の現状と展望-」)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Food-borne pathogenic and spoilage bacteria can be killed by various methods in sterilization and pasteurization processes. In the process for minimizing the reduction in food quality, after the processing, bacterial cells often do not die but are in an injured state. During the post-treatment period these injured cells carry out the stress response and repair. Probably due to these functions, they become highly resistant to the subsequent secondary stress of not only the same type (acquired tolerance), but also other types (cross protection). I stress here a possibility of serious problems derived from the occurrence of these phenomena in practical use of a consecutive process consisting of two or more different methods for inactivation of bacterial cells. The clarification of the mechanisms of the acquired tolerance and cross protection at cellular and molecular levels is expected.
- 低温生物工学会の論文
- 2006-08-21
著者
関連論文
- 大腸菌タンブリング能欠損株の運動解析を利用したバイオアッセイ法の検討
- 連続式紫外線照射装置を用いた粉末食品の殺菌
- 重金属に対する細菌の耐性・相互作用とその利用
- 生命情報機能システムの開発 (産学連携への掛け橋)
- 細菌の酸化ストレス防御システムと酸化系抗菌剤の作用メカニズム
- メンブレン・ストレスバイオテクノロジーとしての細胞膜損傷の誘発による殺菌とモニタリング(メンブレン・ストレスバイオテクノロジー)
- 細菌バイオフィルムのストレス耐性と制御 (特集 機能材料と機能素子)
- 生命情報伝達系の機能分子と応答制御を基盤とするシステム開発プロジェクト
- 「Thermokill Database」 と食品の加熱殺菌予測への展開
- 「Thermokill Database」と食品の加熱殺菌予測への展開
- 関西大学の将来構想をめぐって
- 大学改革と学会運営
- 熱損傷菌の分子生物学
- 微生物制御の基盤形成に関わる微生物学的研究 : ストレスバイオテクノロジーと微生物コントロール
- 殺菌プロセスにおいて発生する損傷菌の特性
- 社会問題 : 今科学は(8)食品の安全性確保のための微生物制御データベース
- 加熱殺菌において発生する損傷菌とその生理学
- バクテリアの細胞表面と熱ストレス傷害, 熱耐性
- 食品の安全性確保のための新しいテクノロジー : 予測食品微生物学の特集にあたって
- 付着細菌とバイオフィルムの薬剤・熱抵抗性と食品における制御
- 特集によせて(殺菌・洗浄のバイオテクノロジー)
- 天然抗菌性物質の併用による食品保存
- 微生物と抗菌剤の作用 (オーガナイズドセッション「抗菌性金属材料の現状とその利用」)
- 損傷菌の微生物学と食品殺菌における意義
- 微生物細胞側から見た抗菌剤の作用
- 1. 細菌の熱ストレス細胞における細胞膜の損傷と修復(セミナー「ストレスと生物のレスポンス」)
- 7. 共同研究リンク型海外派遣実習教育プログラムの導入 : 工学研究科における国際交流の活性化に向けて(平成19年度関西大学重点領域研究「生命・生物工学ネットワーク型教育研究国際交流プログラム提案」の研究成果報告,国際交流レポート)
- 細菌運動画像解析法のバイオテクノロジーへの応用
- 殺菌・静菌における "ストレスバイオテクノロジー" とその概念(殺菌・洗浄のバイオテクノロジー)
- 加熱殺菌と超高圧殺菌
- 「食品工業利用微生物データブック」 : 駒形和男監修, 東京化学同人(1994), B5判, 290頁, 8,200円(税込)
- 食品殺菌における細菌の損傷回復,ストレス抵抗性化とCross protectionの問題(セミナー「様々なストレスへの交差的耐性の獲得-Cross Protection研究の現状と展望-」)
- クエン酸ナトリウムで氷核活性を有する Xanthomonas campestris pv. translucens の細胞溶解の誘発
- 防菌防黴とバイオコントロール