モデル検査器NuSMVを利用したテストケース自動生成(テスト・高信頼,組込技術とネットワークに関するワークショップETNET2008)
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概要
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ソフトウェアの信頼性を向上させるための様々なテスト手法が存在する.本研究では,テスト手法の1つである状態遷移テストに着目する.状態遷移テストは,ソフトウェアシステムの動作を状態図や状態遷移表で表したモデルに基づいて,すべての状態や遷移を網羅するようなテストを行う技術である.この手法を利用して手作業でテストケースを生成できるのは,状態数が非常に少なく遷移条件が単純な場合に限られるため,自動化手法が強く求められている.そこで本研究では,状態図からすべての状態を網羅するテストセットを,モデル検査器NuSMVを利用して自動生成する手法を提案する.NuSMVの網羅的かつ強力な状態空間探索技術を用いることで,複雑なシステムに対しても漏れなくテストケースを生成することができる.
- 2008-03-20
著者
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