マルチエージェントを用いた無中断予備VP設定方式
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概要
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本稿では, ソース・デスティネーション間に現用バーチャルパス (現用VP) と予備バーチャルパス (予備VP) を設定し, 現用VP上のノードやリンクが故障した場合に予備VPにできるだけ無中断で切替えるための予備VPの設定問題について議論する. 本稿では, まず, このような無中断予備VP設定問題を定式化し, 次に, マルチエージェントを用いた解決方式を提案する. 本方式は次の3つのステップで構成される. ステップ1では各ソース・デスティネーション間の予備VPの候補を列挙する. ステップ2では異なるソース・デスティネーション間の予備VPの候補のなかでリンクを重なって使用している帯域を求める. ステップ3ではそのような帯域を最小にするような各ソース・デスティネーション間の予備VPを決定する. 本方式は, ネットワーク資源 (ネットワークトポロジ, リンク容量) および資源に対する要求 (現用VPの帯域) の両者の変化に適応できることが特徴である.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-01-22
著者
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菊野 亨
大阪大学大学院情報科学研究科
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寺邊 正大
(株)三菱総合研究所総合安全研究センター
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寺辺 正大
三菱総合研究所総合安全研究センター
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寺邊 正大
(株)三菱総合研究所 安全技術研究部
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角田 良明
大阪大学大学院基礎工学研究科情報数理系専攻
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長野 伸一
大阪大学大学院基礎工学研究科情報数理系専攻
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長野 伸一
大阪大学 大学院基礎工学研究科 情報数理系専攻
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角田 良明
大阪大学 大学院基礎工学研究科 情報数理系専攻
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菊野 亨
大阪大学 大学院基礎工学研究科 情報数理系専攻
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寺邊 正大
(株)三菱総合研究所
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長野 伸一
(株)東芝
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寺邊 正大
三菱総研
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菊野 亨
大阪大学大学院 情報科学研究科
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