「小さなEarth Scientistのつどい」の取り組みと今後の課題 : 学会の普及活動としての生徒発表会(<特集>21世紀の地学教育の深化に向けて)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年,研究者による社会貢献として,科学の普及と教育に対する役割を果たすことが期待されている.研究者の学術団体である学会でも,普及活動がより重視されるようになった.本論では,日本地質学会の生徒発表会について,2003年からの取り組みを紹介し,その効果や普及活動としての意義について論じた.その結果,生徒発表会に参加した児童・生徒に対して高い教育効果があったこと,研究者側にも児童・生徒の教育へ関与する重要性への意識が生まれてきたことが明らかになった.また,専門分野に関する学会が児童・生徒に直接関与する取り組みとして,生徒発表会は地質学の普及及び後進の育成などに有効であること,実施に当たって参加者の拡大や内容の制限について検討課題があることも指摘した.
- 日本地質学会の論文
- 2008-04-15
著者
関連論文
- 環境教育の批判的考察およびそれに基づく環境教育の新しい考え方
- 過去の海底を歩こう - 東京都狛江市の多摩川河床に露出する第四系上総層群に基づいて
- 高等学校理科の総合的な必修科目にふさわしい地学分野の内容の検討
- SPP特別講義の課題と実践に基づく解決法の提案
- 「小さなEarth Scientistのつどい」の取り組みと今後の課題 : 学会の普及活動としての生徒発表会(21世紀の地学教育の深化に向けて)
- 小・中学校理科における地層の野外観察の実態(21世紀の地学教育の深化に向けて)
- 高等学校理科地学領域の改善事項
- P-194 小・中学校における地層の野外観察の実施状況 : どのような地層で学習しているか(29.地学教育・地学史,ポスター発表,一般講演)
- P-213 「小さなEarth Scientistのつどい」の効果 : 学会による普及活動の重要性(25.地学教育・地学史,ポスター発表,一般講演)
- P-208 小・中学校における地層の野外観察の実施状況 : 研究者に望まれていることは何か(26.地学教育・地学史,口頭およびポスター発表,一般講演)
- S-74 「小さなEarth Scientistのつどい」の取り組みと今後の課題((9)転換期の地学教育,口頭発表,シンポジウム)
- S-73 中学校・高等学校 地学教育の現状と問題点((9)転換期の地学教育,口頭発表,シンポジウム)
- 2J-04 小・中学校における地層観察の実態 : 地域ごとの実施法の違いについて(地学教材・教育法, 日本理科教育学会 第56回全国大会)
- A4-5小・中学校における地層観察の実態 : 大分の小学校では何故実施できるのか
- 中学校・高等学校の理科カリキュラムの連携 : 主に地学分野について(新しい理科教育の枠組み-小学校から大学まで、縦の連携を視野に入れて-)
- B-5 小学校理科「土地のつくり」における野外学習指導法の研究(研究発表,平成17年度日本理科教育学会九州支部総会)
- P-274 古環境の推定に関する教材の開発とその実践(31. 地学教育・地学史)
- 7G8-14 理科カリキュラムの連携 : 地学分野の視点から(教科間・科目間のカリキュラム連携の可能性を探る)
- A2 大分市小中一貫教育校における理科の授業の実践 : 現在の取り組みと今後の課題について
- 昔の環境を推測する教材の開発 : 高等学校地学分野の例
- 3G1-F2 高校理科授業における「学ぶ力」を育むための試み(教育実践・科学授業開発(5),一般研究,次世代の科学力を育てる : 社会とのグラウンディングを実現するために)
- 小・中・高等学校を通じた「地球」の内容の系統性
- Po-29 大学開放事業における親子化石掘り教室の実践 : 夏休みの親と子の学び(ポスター発表)
- B-12 地域のハザードマップを用いた理科授業の構想 : 火山地域における授業展開