小・中学校理科における地層の野外観察の実態(<特集>21世紀の地学教育の深化に向けて)
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概要
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小・中学校理科における地層の野外観察の実態を明らかにするために,地域ごとに野外観察の実施状況,野外観察を実施できない理由および教員の意識の調査を行った.その結果,実施率には地域ごとに違いがあり,小学校ではO〜71%,中学校ではO〜50%であった.小学校については,基盤となる地質の違いにより実施率に違いがあった.地層の野外観察が実施できない理由として,地層を観察する場所や授業時間,交通手段がないことを挙げる教員が多い.野外観察の代わりに,博物館等の施設を利用する学校は少ない.地層の野外観察はした方が良いと考える教員の割合は小学校では約90%,中学校では約80%であったが,これまで一度も実施したことがない教員は小学校では約30%,中学校では約50%にのぼる.研究者に望む支援の内容として,観察場所の紹介やゲストティーチャーとして研究者の授業への参加を挙げる教員が多い.
- 日本地質学会の論文
- 2008-04-15
著者
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