先端芸術音楽創作の研究コンソーシアム「音塾」の構想
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概要
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先端芸術音楽の創作は,情報工学,音響工学,音響心理学などのさまざまな分野の最先端の知見を創作の重要な要素としつつ,音楽的な視点を加味して初めて達成される学際的な活動分野である.現在,音楽情報処理の研究は盛んになってきているものの,先端芸術音楽の創作を目的とする研究は必ずしも発展的ではない.これは,実証研究を重んずる工学的な価値観から見ると,同研究の進め方が必ずしも実証的ではなく,不備な点があると見なされることも少なくないためである.また,我が国には,必ずしも実証的ではない音楽創作の立場を擁護しつつ,工学研究とのリンクを明確にはかることを目的とした,先端芸術音楽創作のための研究拠点がない.本稿では,我が国のこうした現状を踏まえて,音楽創作を目的とした研究者が成果発表や意見交換をする場の提供など,ゆるやかなまとまりを持つ「音塾」というコンソーシアムの構想について紹介したい.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2008-04-15
著者
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