楽曲制作のための音色理論の構築にむけて
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概要
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20世紀以降、音色は音楽の重要なパラメータとなった。音色に関してSchaefferの理論、音響心理学的な理論など知られている。しかし、制作のための音色理論で統一的なものはまだない。本稿では、制作目的の音色理論を構築するにあたり、既存の音色理論との対比の上で、それらの欠落している点を指摘し、まず音色のカテゴリ化に関する考え方を述べた。また新たな理論構築にあたって、1)階層的な構造とそれらの自己相似的表現、2)従来の音色(音楽)表現の拡張形態、3)埋もれているものと表出されているものの区別、4)演算の定義と文法構造、など必要条件を述べた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2004-03-04
著者
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