扁平マルテンサイト二相鋼内の疲労き裂伝播挙動の数値シミュレーション
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概要
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The relation between the fatigue crack propagation behavior and the microscopic characteristics (the morphology, distribution, hardness of the 2nd phase) of Ferrite/Martensite Dual Phase steel is investigated numerically by using Crystalline-Elastic-Plastic F.E. (CPFE) analysis. As results, followings are found; 1) Under the conditions chosen, the crack closure level increases and CTOD decreases as a crack tip approaches the martensitic phase (M-phase) boundary. These changes become more pronounced when the hardness of M-phase becomes higher. 2) Under the conditions chosen, the J-integral of a crooked crack becomes nearly equal to that of a straight crack when the initial crack tip is located adjacent to the M-phase border. 3) Under the conditions chosen, the driving force of crack propagation of a fatigue crack which propagates in a narrow ferrite slit in M-phase is equal to or greater than that of a crack which propagates in a wide ferrite phase. 4) The calculation results lead us to a prediction that the crack growth rate of a Ferrite/Martensite Dual Phase steel with polygonal and banded M-phase becomes much higher than that with flattened (elongated) and banded M-phase because cracks can slip through M-phase when there exist narrow ferrite slits. The experimental results obtained by Nakashima et al. (2003) agree approximately with this prediction. This demonstrates the validity of the CPFE theory employed in this research.
- 社団法人日本船舶海洋工学会の論文
著者
-
橋本 聖史
大阪大学大学院工学研究科
-
大沢 直樹
大阪大学大学院工学研究科
-
上野 大輝
大阪大学大学院工学研究科
-
下池 亮
大阪大学大学院工学研究科
-
中島 清孝
新日本製鐵(株)
-
野瀬 哲郎
新日本製鐵(株)
-
上野 大輝
大阪大学大学院工学研究科:(現)日産自動車(株)
-
野瀬 哲郎
新日本製鐵(株)鉄鋼研究所鋼材第二研究部
-
中島 清孝
新日本製鐵(株)大分技術研究部
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