文学を授業で扱うことの意義と可能性(中) : 英語教育と文学的教材[4]
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概要
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古来文学作品は、人間の叡智を養う最高の手引書としていつの時代にも我々の傍らに在り続けた。しかるに現在「実践的コミュニケーション能力育成」の名のもとで英語教育の現場から文学教材が姿を消しつつある。今回の考察は「英語教育はもはや文学を必要としない」という否定命題を想定して、この否定命題を論理的に反証することを目標にしている。それにはひとまず英語教育という観点から離れ、文学作品の持つ教育的有用性について広く考察する必要がある。Dennis J. Sumara著Why Reading Literature in School Still Matters:Imagination,Interpretation,Insight (2002年)を基盤にして、文学活動の教育的有用性を思考力・人間形成との関連から検証し、そこから得られた結果をもとに英語教育における文学活動の意義と可能性を探ってみる。
- 宇都宮大学の論文
- 2007-07-01
著者
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