非言語的相互作用で共有される時間的性質 : 音響情報と身体動作の事例的研究(<特集>コミュニケーションをつむぐ身体)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
やり取りが時系列的に円滑に遂行されることは対人関係構築とって重要である.したがって,やり取りの時間的な法則性について検討することはコミュニケーション行動を理解する上で意義深い.そこで我々は,言語が使用できない電子ドラムを用いた非言語的なやり取り場面を設定し,やり取りの際に参与者が用いた情報が互いににどのように共有るか,また,参与者間の情報の共有と形成された対人印象の関係について検討した.その結果,参与者間で共有された音響情報の時間的パターンは,形成された対人印象と関係のあることが示唆された.本研究はコミュニケーション研究のみならず,工学的,療法的な研究への応用が考えられる.
- 2007-11-04
著者
-
河瀬 諭
大阪大学大学院人間科学研究科
-
中村 敏枝
大阪大学大学院人間科学研究科
-
DRAGUNA Maria
Graduate School of Human Sciences, Osaka University
-
Draguna Maria
Graduate School Of Human Sciences Osaka University
-
中村 敏枝
大阪大学大学教養部心理学第2研究室
-
Maria Draguna
Graduate School of Human Sciences, Osaka University
関連論文
- 打楽器を用いた2者間相互作用における感性情報の研究
- 非言語的相互作用で共有される時間的性質 : 音響情報と身体動作の事例的研究(コミュニケーションをつむぐ身体)
- 音楽演奏中の視線行動 : ライブ演奏の事例的研究(顔とコミュニケーション(フォーラム顔学2009共済オーガナイズドセッション))
- 音楽演奏中の視線行動 : ライブ演奏の事例的研究(顔とコミュニケーション)
- 電子メディアによる超高密度空気振動が音響の受容行動に及ぼす影響
- ハイパーソニック・エフェクトの行動学的評価方法について
- ハイパーソニック・サウンドに対する刺激受容行動について
- ハイパーソニック・エフェクトの適意レベルによる評価
- 打楽器を用いた2者間相互作用における感性情報の研究
- 音声対話における反応潜時が話者印象評定に及ぼす影響 : 社会的スキルの程度による評定の手がかりの相違(ヒューマンコミュニケーショングループ(HCG)シンポジウム)
- 音楽聴取による感動の心理学的研究:身体反応の主観的計測に基づいて
- 打叩音によるノンバーバルコミュニケーション : 感性情報の時間的性質と対人印象形成
- 音声対話における反応潜時の同調傾向が目標達成の評価に及ぼす影響 (日本感性工学会研究論文集)
- 音声対話における反応潜時が話者印象評定に及ぼす影響 : 社会的スキルの程度による評定の手がかりの相違
- 擬人化エージェントがもたらすメンタルモデル : 音声ポーズを指標として(ノンバーバルコミュニケーション及び一般)
- 擬人化エージェントがもたらすメンタルモデル : 音声ポーズを指標として
- 音声対話における2者間の相互影響 : 時間的側面からの検討(コミュニケーションの心理・生理及び一般)
- 対話における交替潜時の2者間相互影響
- スピーチにおけるポーズの最適時間長に文章構造が及ぼす影響
- テンポが表現的タイミングに及ぼす影響--系列判断法による平均律曲集前奏曲終端部の分析
- 音楽のコミュニケーションに関する諸研究
- BP-3-1 「間」の研究からの示唆(BP-3. Beyond QoS/QoE-コミュニケーション品質の新たな概念的枠組みに向けて-,パネルセッション,ソサイエティ企画)
- 「間」の感性情報
- 低騒音レベルの音のうるささについて : 近隣騒音に関する実験室的研究
- 時間経過と共に連続的にレベル変化する音の大きさの弁別について : 動的弁別閾の提案 (<特集>聴覚)
- マッキントッシュによる端末局設置
- 「間」のデータベース構築への期待について (特集 最新実例データベース)
- 近隣騒音問題に関するアンケート調査
- アンサンブル演奏に用いられる視覚的手がかり : ピアノデュオのタイミング調整(「コミュニケーションと気づき」及び一般)
- カテゴリ-連続判断法における判断の法則性について
- 打楽器を用いた2者間相互作用における感性情報の研究
- 音声対話における反応潜時の同調傾向が目標達成の評価に及ぼす影響 (日本感性工学会研究論文集)
- カテゴリー連続判断法による自動車交通騒音の評価
- ピアノ演奏音の解釈--大きさを手がかりとして