生後3か月までにおける母乳栄養確立状況の調査

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概要

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本研究は、母乳栄養の確立状況を『完全母乳群』『母乳優位群』『人工乳優位群』の3群に分けて、入院中から月齢3か月目までを縦断的に追跡調査した結果である。母乳栄養の確立に影響を与えているとされる要因や、母親が人工乳を追加する理由、どのように母乳の分泌が十分であるか見分けているかなどについて質問紙により調査を行い比較検討した。その結果、完全に母乳だけで育てている母は、どの時期を通しても40〜50%であり、前月の授乳方法が、翌月の授乳方法と関連していることが明らかとなった。母乳の継続意志は、その時に母乳がよく分泌している者ほど継続したいと強く希望していた。また、人工乳を足す理由は、母乳優位群と人工乳優位群とで異なっていることも分かった。なるべく早期に母乳状況の確立と継続意志、前月からの授乳方法とが関連しあうことが、母乳を長期に確立するために重要であると考えられる。
東海大学の論文

著者

石井美里
東海大学健康科学部看護学科

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