生後9ヶ月までの母乳栄養継続状況の調査
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概要
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本研究は生後9ヶ月頃の母乳栄養状況を、母乳と離乳食のみの母乳群、人工乳に切り替えた人工乳群、混合群の3群に分けて、出生直後からのデータと比較分析したものである。その結果、過半数の母が何らかの形で母乳栄養を続けていることが分かった。また、9ヶ月を通して、授乳を続けるにあたって困難だったことや、母乳の分泌不足時に母がどのような対策をとったかということも明らかとなった。9ヶ月の時点で、体調が良く、時間に余裕がなく忙しいが、生活そのものを楽しいと感じている母が多いことも分かった。また、夫とよく話をしており、精神的な支援も含めて夫の協力に満足しているという結果も得られた。しかし、社会や近所との関わりや、社会における自分の役割に自信があると答えた者が少なく、生後9ヶ月頃の母親は、職業復帰とは別の意味での社会復帰がまだなされていないということが分かった。
- 東海大学の論文
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