知的障害関係施設におけるスーパービジョン評定尺度の開発とその有効性の検討
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概要
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知的障害関係施設のスーパービジョン関連行動を測定するための尺度を開発した。そして、その尺度にもとづいて、知的障害関係施設におけるスーパービジョン関連行動の実施状況について分析し、開発した尺度の有効性についての検討を行った。調査対象は、埼玉、千葉、東京、神奈川の知的障害関係施設428の施設長または施設長に代わる管理職であった。調査結果にもとづき、多次元的観点から、個別SV、グループSV、記録関連SV、利用者関連SV、相談関連SVの5個のスーパービジョン尺度を作成した。設立母体別、管理職研修別尺度得点の結果から、民間施設の方が公立施設よりも、また、管理者が研修を多く受けている施設の方が少ししか受けていない施設よりも、それぞれスーパービジョン関連行動がより積極的になされていると推測することができた。これらの結果から、本研究で開発した尺度の有効性が示唆された。
- 東海大学の論文
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