生活機能向上の目標に視点をおいた介護過程教育の試論
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概要
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介護教育は転換期にあり,介護福祉士の生涯を通じた能力を開発するために新たな教育内容の見直しが考えられている。特に,介護実践の場でエビデンスに基づくケアが求められ,介護過程の教育はますます重要になる。介護過程の具体的な展開は,実習IIIで介護計画立案の一連の過程を実践し介護サービスの提供ができる能力を養うための指導を行っている。介護目標の設定にあたっては,利用者のプラス面に着目した生活機能向上に視点をあてているが,生活全般の活性化のための具体的な目標設定が不十分な部分がある。問題のポイントはアセスメントであると思われる。利用者の現時点の生活と過去の状況,将来の望ましい生活についてどのようなニーズがあるか把握し,課題や全体像,生活環境とのかかわりで課題を見つけ出すことが必要である。アセスメントの段階で学生と問題を共有し援助目標を設定しやすくするのが教員の役割と思われる。
- 田園調布学園大学の論文
- 2007-03-17
著者
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