〓麦の光合成能力の品種間差異
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概要
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〓麦の個葉の光合成能力の品種間差異を明らかにするため,早晩性および並渦性を異にする〓麦50品種・系統,皮麦1品種を供試して,分けつ期,節間伸長期,出穂期,および登熟期に,主稈の上位展開第2葉の切断葉を用いて,室内でみかけの単位葉面積当り光合成速度を測定した。1.光合成速度の品種間差異は,全品種・系統の平均値に対して,分けつ期〜出穂期では約±70%以内,登熟期では約±80%以内とかなり大きかった。2.高光合成品種は全体の27%と少なく,圧倒的に中または低光合成品種の方が多かった。3.早晩性については,節間伸長期と全調査時期平均において,一般に早生品種の方が中晩生品種より光合成能力が高かった。一方,並渦性では,全調査時期および平均において,一般に渦性品種の方が並性品種より光合成能力が高かった。4.調査時期間における品種の光合成能力はやや安定していた。5.光合成能力の特に高い品種として,センボンハダカ,愛媛〓2号,サヌキハダカなどがあげられた。6.以上の結果,〓麦品種の光合成能力は遺伝的特性として把握できるものと考えられた。
- 日本作物学会の論文
- 1982-12-25
著者
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