イタリアンライグラスの選抜における栽植様式が斑点性病害(斑点病・かさ枯病・細菌病)の発生に及ぼす影響について
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概要
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イタリアンライグラスの栽植様式と斑点性病害(斑点病・かさ枯病・細菌病)の発生との関係について調査し次のような結果がわかった。1.散播区は点播区に比べて発病は多く,かつ散播,点播両区とも刈取区は放任区に比べ発病は少なかった。2.選抜条件である点播放任と一般栽培条件である散播刈取区とは,発病茎率・発病葉率および発病程度ともに同じような経過を示して差は小さく,高い有意な相関が得られた。このことからイタリアンライグラスの斑点性病害については,選抜条件のような粗な個体植えの条件で評価してもよいと考える。3.選抜のための病害評価は発病茎率・葉率および程度のいずれで判定してもよいが,発病程度によるのが効率的であろう。4.散播・点播両区の放任区では最下位葉ほど発病程度が大きい。これに対し刈取区は最下位葉よりも1〜2葉上位での発病程度が大きかった。5.現在実施されている選抜条件下で,発病程度による評価法で判定する場合は,全葉観察による判定が必要である。
- 日本草地学会の論文
著者
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菅原 毅
県農産園芸課
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小島 昌也
茨城県畜産試験場
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渡部 仁
茨城県畜産試験場牧草育種部
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村里 正八
茨城畜試
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小島 昌也
茨城畜試
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菅原 毅
茨城県畜産試験場牧草育種部
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村里 正八
茨城県畜産試験場牧草育種部
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