認知的対処の自己効力感の向上を目的とした予防教育プログラムに関する実践研究
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概要
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本研究では,大学生を対象とし,認知的側面への介入に焦点を当てた短期で実施可能な抑うつの予防教育プログラムを開発した。プログラムの効果を検討するため,プログラム実施前後に,介入群と統制群に対して,自らのネガティブな認知をうまくコントロールできるという確信,すなわち認知的対処の自己効力感を測定する質問紙調査を実施した。まず,介入群において,プログラム内容の理解度は高く,有効性や学習内容に関する実行可能性の評価も高かった。一方,難易度や負担度に関する評価は中程度であった。次に,認知的対処の自己効力感について,介入後の値を従属変数とし,群を独立変数,介入前の効力感の値を共変量とする共分散分析を行った。その結果,介入群は統制群に比べ,介入後の認知的対処の自己効力感が高いことが示され,プログラムの有効性が示唆された。
- 2007-03-31
著者
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