自己への注意の持続性から見た抑うつの発生・維持メカニズム(心理学実験法の基礎的・臨床的汎用性を考える-精神医学・社会心理学のストレス脆弱性研究から-,第25回大会 シンポジウム2)
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概要
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In the present article, the interface between social psychology and clinical psychology was discussed by illustrating the relationship between self-focused attention and depression. At first, the three-phase model of self-focus and depression (Sakamoto, 2000) was presented to explain the mechanism of the onset and maintenance of depression. In this model, the relationship between self-focus and the course of depression was divided into three phases: (1) initiation, (2) operation, and (3) maintenance. Next, the merit and methodological problems in social psychological studies of depression (i.e., analogue studies) were discussed. Finally, future tasks in encouraging the interface between social psychology and clinical psychology (especially, cognitive-behavioral therapy) in Japan were discussed.
- 日本基礎心理学会の論文
- 2007-03-31
著者
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