産褥期のケアを提供する看護者の主観的多忙感
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概要
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産褥期のケアを提供する看護者が感じる忙しさについて明らかにするために、産褥期のケアを提供している看護者19名に面接調査を行った。その結果、忙しさは患者数や分娩数、手術数といった量的なことだけでなく、その重症度、あるいは日々の業務量との比較など相対的に考えられているため、看護業務量を計測する際には、時間だけではなく、ケアを提供するために必要な技術やケアを提供するために感じるストレスをふまえた測定が必要であることが示唆された。また、業務の調整がうまくいくかどうかによって忙しさの感じ方が変化することが明らかになったため、相談しやすい雰囲気となるような病棟文化を形成することが忙しさを軽減することにつながると考えられた。さらに、看護者は授乳のためのケアをするかしないかで忙しさをコントロールしていることが明らかになった。したがって、看護者と母親双方の満足度を上げ、さらに母乳栄養を確立できるようにするためにも、授乳のケアを充実できる人員配置あるいはシステムづくりが必要であることが示唆された。
- 東邦大学の論文
- 2007-03-31
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