背景差分法の改良とその移動物体追跡への応用(一般セッション2,顔・ジェスチャの認識・理解)

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概要

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本論文では背景差分法を用いた移動物体検出手法について述べる.現在,移動物体検出手法としてはオプティカルフローと背景差分法が多く用いられている.オプティカルフローは移動物体の境界部分でのフローの誤検出が起こりやすく,移動物体領域が一回り大きく検出されてしまうが,それに対して背景差分法では移動物体の境界部分も正確に検出できる.ただし,実際の撮影環境下ではカメラのぶれ等による影響でノイズが発生する.本論文では,背景差分法におけるノイズの発生を考慮した移動物体検出を行うために,共分散行列を用いた移動物体検出法を提案する.また,移動物体として検出されてしまった移動物体の影部の除去を行うことで,より検出精度を高める.最後に,移動物体検出の応用として複数のカメラを用いた移動物体追跡,及び動画像からの放置物体検知手法について述べる.
2007-08-27

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