ヘリカルCT画像からの大動脈領域の抽出 : 大動脈瘤除去手術への適用

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概要

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胸部および腹部の大動脈瘤手術で行われる術式として、ステントグラフト内挿術がある。この術式では、カテーテル内に収めたステントグラフトを大動脈の内部で展開し、動脈瘤の破裂を防止する。長期間にわたって安定に患部に固定するには患者の大動脈形状に合致したステントをオーダーメイドで製作する必要がある。現状では医師が目視で患部領域を観察し、大動脈の芯線と曲がり具合とを手動で求めて設計しているため、手動で作業するため設計データを得るのに多くの時間を要していた。ここで提案する手法は、大動脈の芯線を自動認識し、さらに芯線上の各点での断面形状を提示することによって、ステントグラフトの設計に要する時間を短縮する。実際のCT画像を用いて処理を行ったところ、芯線と断面形状とを良好に抽出することができた。
2003-01-16

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