符号生成確率分布および追跡アルゴリズムの改良によるTardos符号の短縮
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概要
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Bonehらが提案した結託耐性符号のひとつであるc-secure符号は符号長が長く,実用化に向けてはできるだけ短い符号長の構成法が求められる.Tardosは従来方式よりも短い符号長でc-secure符号の具体的構成法を与えたが,必ずしも符号長を最短にするようには設計されていなかった.著者らはこのTardosの符号構成法を改良し,符号長を短くする検討を継続して行ってきた.今回の検討ではシンボル「0」と「1」の生成確率分布を最適化を行うとともに,従来不正者の判定に利用していたのは攻撃後のシンボルが「1」の位置にあるビットのみであったものを「0」の場合も判定に利用することにより,更なる符号長の短縮を図った.これらの改良を施すことにより,Tardosの構成法と比較し5〜6%程度の符号長でc-secure符号が構成できることがわかった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-08-31
著者
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