確率交通流セルオートマトンモデルの示す開放系相図と臨界点(応用,応用可積分系,<特集>平成19年研究部連合発表会)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿は,S-NFS(stochastic Nishinari-Fukui-Schadschneider)モデルと呼ばれる確率交通流セルオートマトン(CA)モデルを用いて,開放系相図について述べる.我々は,相転移ライン上で左右端の流量が等しいことを用いて解析的な相転移ラインを求める.さらに,臨界点を2×2-cluster近似を用いて求めた.その結果,解析的に得た相転移ラインと臨界点は,ASEPの場合と異なって数値計算の結果を再現しない場合があることが明らかになった.
- 日本応用数理学会の論文
- 2007-09-25
著者
関連論文
- 話題提供:数学と他分野との相互作用 (離散力学系の分子細胞生物学への応用数理)
- スロースタート効果による交互合流・ランダム交流の効率の逆転現象(応用,応用可積分系,平成21年研究部会連合発表会)
- 出口での衝突と方向転換が流動係数に及ぼす影響と障害物の効果について(応用,応用可積分系,平成21年研究部会連合発表会)
- 渋滞の数理から社会貢献へ
- 構造不変の定理とそれに基づく音声ゲシュタルトの導出(一般, 一般, チュートリアルレクチャー)
- 構造不変の定理とそれに基づく音声ゲシュタルトの導出
- 達人対談 渋滞学の達人 西成活裕vs.ビートたけし
- 26aQC-1 超離散OVモデルの厳密解と線形不安定性について(粉体・交通流,領域11,統計力学,物性基礎論,応用数学,力学,流体物理)
- 1.渋滞のサイエンスと実践 : 自己駆動粒子系の集団力学(特別セッション 複雑系データの分析)
- 新ロゲルギスト・エッセイ現代渋滞考 (特集 ロゲルギスト『物理の散歩道』のこころ) -- (新生ロゲルギスト)
- 交通の数理と渋滞学(繋がりの科学)
- エラスティカと交通流 : オイラーの遺産 (オイラー方程式250年 : 連続体力学におけるオイラーの遺産)
- 浮遊液滴の回転変形挙動に及ぼす粘性の影響に関する研究
- CAを用いた乱れた列車ダイヤの自動復旧シミュレーション(応用,応用可積分系,平成19年研究部会連合発表会)
- 西成活裕『無駄学』刊行記念対談 無駄の「相転移」
- 渋滞学を防災に活かす (特集 防災シミュレーション--予測と検証の科学論)
- 戸田格子と渋滞学 (特集 戸田格子40年)
- 確率交通流セルオートマトンモデルの示す開放系相図と臨界点(応用,応用可積分系,平成19年研究部連合発表会)
- 自己駆動粒子系の集団運動と渋滞学(波動現象の数理と応用)
- 浮遊液滴の非線形挙動に関する研究 : 静電浮遊液滴の振動・回転に対する変形挙動
- 渋滞学が導く最適社会
- 新しい確率交通流セルオートマトンモデルが示す渋滞相転移(応用)
- 交通流モデルに現れる超幾何級数解(理論,応用可積分系,平成18年研究部会連合発表会)
- 分子モーターキネシンの交通流(第2回生物数学の理論とその応用)
- 歩行距離を考慮した待ち行列理論による待ち行列システムの解析(応用,応用可積分系,平成20年研究部会連合発表会)
- 人の反応速度を関数化した交通流モデルの安定性解析 (非線形波動現象の数理と応用)
- クラスター近似による出口を通過する人の流量の式の導出(応用,応用可積分系,平成19年研究部連合発表会)
- セルオートマトンによる群集運動のシミュレーションと解析
- 確率最適速度モデルと長時間寿命を持つ準安定状態について(応用可積分系, 平成17年研究部会連合発表会)
- 制限時間付き混雑状態評価理論の構築について (第5回生物数学の理論とその応用)
- Payneモデルの逓減摂動法を用いた解析と非線形飽和(応用,応用可積分系,平成20年研究部会連合発表会)
- 織込部交通流の交互配置化の解析 (非線形波動現象の数理と応用)
- 渋滞学とは
- 量子カオス系のエネルギー準位統計 : エルゴードから拡散領域まで((4)準位統計のゆらぎと統計性,量子カオス:理論と実験の現状,研究会報告)
- 反応時間関数を導入した交通流モデル(解析・予測・制御 流体数理(2),一般講演)
- 逓減摂動法を用いた交通流一様流不安定性の解析(流体数理(2),一般講演)
- 交通流に現れる高密度から低密度への急激な変化(流体数理(2),一般講演)
- 新しい交通流モデルと非線形飽和による衝撃波形成(流体数理(4),一般講演)
- 量子カオス系のエネルギー準位統計 : エルゴードから拡散領域まで((4)準位統計のゆらぎと統計性,京大基研短期研究会「量子カオス : 理論と実験の現状」,研究会報告)
- 無駄とゆとりを科学する
- 渋滞学のセルオートマトンモデル
- 歩行距離を考慮した待ち行列理論による待ち行列システムの解析