船舶衝突海難の見張りに関する一考察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The visual perception of a target at sea is the most important factor in good seamanship and therefore the need in keeping a proper lookout is paramount in preventing maritime traffic accidents. This study shows the environmental factors and visual conditions concerning a good lookout which are extracted from 1, 000 reports of the Marine Accidents Inquiry Agency. Authors deduce from these reports the background factors of visual perception in the case of ship collisions. They are as follows; 1. In daytime, it is difficult to see other ships when in the sun's direction and when the sun's altitude is from -9 to 40 degrees. 2. In cloudy weather, and when the sun's altitude is more than 40 degrees, the influence of the luminance in the sky is small from the visual perception. 3. In nautical twilight, which is when the sun's altitude is from -9 to 0 degrees, the number of ship collisions is few when compared with when the sun's altitude is under 40 degrees. 4. Many ship collisions occur between the times of from 6 : 00 to 8 : 00 A.M and from 2 : 00 to 3 : 00 P.M. 5. When the sun's altitude is about 20 degrees above the horizon the luminance of the sky in the sun's direction affords maximum brightness and thus minimum visibility.
- 社団法人日本航海学会の論文
- 1998-09-25
著者
関連論文
- 神戸大学 海事科学研究科 船舶安全学研究室(研究室紹介)
- 練習船深江丸の乗船評価
- 海上労働における安全衛生規定の歴史的推移(Asia Navigation Conference 2009)
- 漁船衝突海難における避航行動とその背景
- 遅れ時間を伴う平面運動への人間の追従性
- 海難事故演習のための人的シュミレーション
- 航海視環境の背景条件特性
- 港湾区域における船舶交通管理の問題 : 阪神港大阪区及び神戸区について
- 水域利用調整における自主ルールの運用について
- 「船員の常務」に関する考察 : アンケート調査に基づく比較と検証
- 小型船舶特別規定の必要性 : 海上衝突予防法第15条の場合
- 航法の適用について : 海難審判の裁決と操船者の判断
- 操船方略の経験による違い
- 実験参与船員の意見に見られるTSL飛翔の安全な航行方法
- 実験参与船員の意見に見られるTSL飛翔の安全な航行方法(システム技術部,所外発表論文等概要)
- 見張りの妨げとなるサングリッターの影響とサングラスの評価
- 海上交通におけるヒューマン・エラー研究の基礎としてのインフォメーション・キャパシティーに関する実験的検討
- 2008K-SS-7 深江丸洋上科学技術マネージメントセミナー(特別セッション(SS)-関西の特色ある海事教育-)
- 電子メールを用いた海難救助・油防除に関する人的シミュレーション
- 練習船"大成丸"の振動・騒音に関する長期実船実験
- 操船者の眼球運動特性と見張り
- 夜間における高速船操縦者の見張りについて
- 眼球運動からみた一般速力船操縦者の見張りについて
- 操船者の情報処理システムに基づく避航行動
- 船舶の航行視環境の印象に関する実験的検討
- 船体運動特性への人間の追従性(Asia Navigation Conference)
- 遅れ時間を伴う3次元運動への人間の追従性
- 船舶運動特性(遅れ時間系)への人間の追従性に関する基礎研究
- システムダイナミクスを用いた海難リスクの一考察
- 2005A-G7-14 システムダイナミクスを用いた海難リスクの一考察(一般講演(G7))
- 背景灯火の船舶運航への影響
- 水中テレビカメラによる大阪湾の海中環境の観察
- 視界制限時及び夜間における衝突海難に関する人的要因の特徴
- 衝突海難事故における人的エラーの数量化
- 衝突海難事故における人的エラーの発生形態
- 見張り作業と視機能について
- 灯浮標(灯火ブイ)の見え方について
- 視覚心理・視覚生理-6 海上交通における人的要因に関連するフィールドファクター
- 衝突海難における操船者エラーの特徴(Asia Navigation Conference)
- Analysing Navigators' Eye Movements by Utilizing Eye Mark Recoder on the Ship Handling Simulator〔含 Questions and Answers〕
- 練習船における旗旒信号プログラムを用いた効果的な自己学習方法に関する一考察
- 旗旒信号実習の評価
- 船舶衝突海難の見張りに関する一考察
- 走錨予測に関する一考察
- 練習船におけるロックウール式浮床の疲労耐久性に関する調査研究(装備部,所外発表論文等概要)
- 見張りにおける操船者の行動と眼球運動の分析
- 海上における視覚機能の分析 : 色知覚機能に注目して
- 海上における視覚作業形態と視覚機能の分析
- 海上における視覚作業形態と視覚機能の分析
- 船舶運動特性(遅れ時間系)の学習過程
- 内航海運業界の運輸安全マネジメント指針
- 漁船居眠り海難の要因分析とその防止対策
- 船員災害防止計画の現状と課題
- 操船者避航行動の特徴と海難防止(Asia Navigation Conference 2010)
- 首都圏東京の河川・水路における船の活用可能性の研究(Asia Navigation Conference 2010)
- 航海視環境と見張り
- Z-21 海上における安全色の視認性(ポスター発表,第42回全国大会要旨集)
- 船尾灯の視認に関するヒューマンエラー
- 眼球運動解析によるヒューマンエラー防止のための危険予知
- 衝突海難事故における人的エラーの分類について
- ALOSを用いた沿岸環境モニタリング手法の検討
- 船底防汚塗料の実船評価
- 海洋レジャーの普及を目的とした小型船舶操縦士免許制度に関する考察
- 船舶・運航・管理研究会特集に寄せて(船舶・運航・管理研究会)
- 操船者を中心としたヒューマンエレメント
- 新型船底防汚塗料による船舶の省エネルギー化
- 副会長就任に当たり
- 海上におけるフィールドファクターに関する一考察 : 衝突海難事例の初認距離による推定
- The Characters of Visual Environment and Sight-line Displacement at Sea for a Good Lookout of the Ship's Operators
- 海上交通システムにおけるヒューマンエラーと危険予知
- 海上交通システムにおけるヒューマンエラーと危険予知
- 海上交通システムにおける航海視環境と眼球運動に見る操船者の見張り特性
- 船舶の視認と見張りに関する一考察
- 日本における海事教育の沿革と将来展望
- 海上における物標の視認と見張り
- 水平線の視認と見張り
- 内航海運における船舶管理業務に関するガイドラインの効果的な運用について(Asia Navigation Conference 2012)
- 12.1 学会活動(第12章 学会・日本照明委員会の活動)
- 第12章 学会・日本照明委員会の活動