中殿筋への安全な筋肉内注射についての文献検討
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概要
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基礎看護技術のテキスト・副読本には,筋肉内注射の部位として,長年,上腕三角筋,中殿筋,大腿四頭筋外側広筋が紹介されてきた.しかし,最近Evidence Based Nursingに基づいた看護の重要性が強調されるなかで,筋肉内注射についても,さまざまな研究が行われ,従来の部位や方法についての問題を指摘する文献を目にするようになった.そこで,本研究では,殿部中殿筋に焦点をしぼり,2005年,2006年に発行(改訂を含む)されたテキスト,副読本の記載内容を調査し,先行研究の知見と合わせて検討した.その結果,筋肉内注射の最適部位は中殿筋であり,かつ,その選定方法は従来行っていた4分3分法ではなく,クラークの点が安全であること.注射針の刺入にあたっては,患者個々の皮脂厚の計測と,それに応じた角度,刺入の長さが重要であるが,皮脂厚の計測方法については開発の途上にあることがわかった.
- 2006-12-06
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