バイタルサイン測定技術習得における学生の困難 : 学内演習後のレポート分析から
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概要
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本研究は,バイタルサイン測定技術習得において,学生が困難と感じている内容を明らかにすることを目的とし,看護学科1年次に在籍する45名のレポートを対象に,質的帰納的研究技法によって抽出した223記録単位を分析した.結果,『体温測定』『脈拍測定』『呼吸測定』『血圧測定』『コミュニケーション』の5コアカテゴリーと【体温計の挿入部位・挿入方法の理解不足と差恥心からの確認への躊躇】【体温計挿入時間に関する患者への負担の配慮と声かけの難しさ】【患者役を通しての体温測定部位・測定方法の理解】【脈拍の測定部位と性状の理解困難】【脈拍測定における視覚・触覚協働動作の混乱】【正確な呼吸測定方法の理解不足と実施困難】【呼吸の性状や対象の状況に応じた観察困難】【血圧計の点検方法の理解困難】【上腕動脈の触知と対象に応じたマンシェットの装着困難】【触診法による脈拍触知と聴診法によるコロトコフ音の不明瞭な聴き取りによる血圧測定困難】【適切な加圧・減圧操作の実施困難】【血圧測定における個別性や安全安楽を配慮した対象の理解】【血圧測定方法による測定結果の理解】【バイタサイン測定時における対象者とのコミュニケーション困難】の14カテゴリーが抽出された.
- 桐生短期大学の論文
- 2006-12-06
著者
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