新人看護師の看護実践上の困難の分析
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概要
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本研究の目的は,新卒看護師が就職直後の4月から8月にかけての5ヶ月間に直面した困難について明らかにすることである.2005年3月に卒業し,5つの実習病院に就職した新人看護師21名を村象に半構造化面接法による面接を行った.分析にあたっては,舟島の看護概念創出法を用い,「この経験は,新人看護師の看護実践能力習得という視点からみるとどのような困難経験か」という持続比較のための問いをかけた.その結果,「専門知識の不足・経験不足による援助技術実施困難」「専門知識・経験不足で予測ができないことによる危険の誘発」「ケア提供の未熟さによる自己への否定的評価との直面」「多様な患者との人間関係形成過程での緊張」「職場の人間関係形成過程・サポート体制へのとまどい・緊張」「ケア効果の確認,問題解決行動の実施による自己効力感の獲得」の6つの説明概念が抽出された.
- 桐生短期大学の論文
- 2005-12-06
著者
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