青年期の社会化に関する一考察
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概要
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本稿は,10歳を起点として,その後の中学生・高校生の社会化を,ライフコース論的に捉えようとしたものである.その際,分析の枠組みとしては地域特性(都市/地方)による比較を用い,分析の方法としては計量社会学的な方法を用いたのだが,その結果,「子どもは,自覚的・主体的なライフコースを送るようになる10歳より前までは,都市/地方という地域特性によっては,その社会化の様相はそう大きくは違わない.が,青年期にあたる中学生・高校生においては,その社会化に地域特性が大きく影響する」という知見が得られた.
- 2006-12-30
著者
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