「女性の20代」研究序説 : そのライフコース論的・ライフイベント論的考察にむけて
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概要
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女性,中でも特に地方出身で都市の大学に進学した者は,「社会」と「個人」,「地方」と「都市」,というふたつのはざまで悩む存在である.そのような存在である地方出身の女性の20代について,筆者は本稿を出発点として,今後,継続的に,そのライフコース論的,ライフイベント論的考察を進めていこうと考えている.本稿は,いわば,筆者なりの「女性の20代」研究の序説である.1節・2節において,本研究に取り組もうとしたきっかけや今後の研究計画を述べた上で,3節では,具体的に「地方出身で都市の大学に進学した女子学生」3人のインタビューを示している.それらをうけて4節で,「20代の女性の等身大の日常」について考察する意味・意義について述べている.
- 2005-03-31
著者
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