「地方の10代」というライフコース : 中高生の「学校への向かい方」からの考察
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概要
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本研究は, 都市との比較の中で, 「地方の10代」というライフコースをとらえようとしたものである (それを具体的にとらえるために中高生を対象として, かれらの「学校への向かい方」に焦点を合わせている). 1節で問題の所在を示した後, 2節で, 社会調査データの分析をとおして, 学校をやりすごしたり, 学校と適度な距離をとる都市の生徒に対して, 地方の生徒は「学校がすべて」になっている様を明らかにしている. それを受けて3節では, 「大衆教育社会」「トラッキング」「メリトクラシー」等をキーワードとしながら, 10代にある生徒と, かれらの生活の場である地域 (とくに, 都市/地方という地域性) についての考察をおこなった. 最後に4節で, ここまでの議論をまとめた上で, 本研究のライフコース論上への位置づけを試みている.
- 2004-03-31
著者
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